京都 哲学の道の雪景色

京都の雪景色

哲学の道の概要

哲学の道 雪景色

 哲学の道は京都市左京区にある、銀閣寺と熊野若王子神社の間を結ぶ約1.5kmに渡る散歩道。道沿いには琵琶湖から水を引いた琵琶湖疏水が流れ、その風情ある景色から近隣住民だけでなく観光客からの人気も高い。「日本の道百選」にも選ばれている。

 なお「哲学の道」という名称は、京大の哲学者であった西田幾多郎がよくこの小径を歩いて思想に耽っていたことに由来する。

哲学の道の雪景色

哲学の道 雪景色

 哲学の道には400本以上もの桜の木が道沿いに植えられているが、冬の季節になるとすっかり落葉してしまい辺りには物寂しい雰囲気が漂う。ところが、雪が積もると景色は一変。桜並木が雪化粧した暁には、桜のピーク時と同じくらい感動的な光景が通り沿いに延々と続く。

哲学の道で雪景色を見るには

哲学の道 雪景色

 哲学の道は京都市街中心部から少し外れたところにあるとはいえ、一帯が積雪するには年に1〜2回のレベルの強烈な寒波が京都市街を襲う必要がある。時期的には1月中旬〜2月半ばにかけてが最も可能性が高いが、具体的にいつ積もるかどうかは日々の天気予報をこまめに確認する必要がある。また例え積雪しても昼頃には雪が溶け出すので、訪れるのであれば午前中の間に済ませた方がよい。

 なお、京都市観光協会より哲学の道のライブカメラがYouTube上にアップされているので、積雪の有無はそちらで随時確認できる。

哲学の道周辺の雪スポット

雪の銀閣寺 銀沙灘と向月台

 哲学の道が雪化粧した際は、その周辺のスポットでも雪景色が見られる可能性が十分にある。中でも有名な銀閣寺(上画像)は哲学の道沿いにあるので、哲学の道を訪れた際は必ず銀閣寺にも足を運びたい。他にも真如堂や金戒光明寺、平安神宮、南禅寺、蹴上インクライン、永観堂禅林寺など周辺には見どころがたくさん存在するが、昼頃には雪が溶け出すことを考えると全て回るのは不可能に近い。

哲学の道へのアクセス

【北側(銀閣寺方面)】
①JR「京都駅」より市バス(100系統)に乗車し「銀閣寺前」バス停下車徒歩約1分or市バス(17・5系統)に乗車し「銀閣寺道」バス停下車徒歩約1分
②地下鉄烏丸線「丸太町駅」より市バス(204系統)に乗車し「銀閣寺道」バス停下車徒歩約1分
③地下鉄烏丸線「今出川駅」より市バス(203・102系統)に乗車し「銀閣寺道」バス停下車徒歩約1分
④四条河原町から市バス(17・5系統)に乗車し「銀閣寺道」バス停下車徒歩約1分or市バス(32系統)に乗車し「銀閣寺前」バス停下車徒歩約1分

【南側(南禅寺方面)】
①JR「京都駅」より市バス(5系統)に乗車し「南禅寺永観堂前」バス停下車徒歩約10分or市バス(100系統)に乗車し「宮の前町」バス停下車徒歩約5分or市バス(93系統)に乗車し「東天王町」バス停下車徒歩約7分
②地下鉄烏丸線「丸太町駅」より市バス(204・93系統)に乗車し「東天王町」バス停下車徒歩約7分
③地下鉄東西線「蹴上駅」下車徒歩約15分
④四条河原町より市バス(32系統)に乗車し「宮の前町」バス停下車徒歩約5分or市バス(203系統)「東天王町」バス停下車徒歩約7分

哲学の道 その他の季節

哲学の道の桜 銀閣寺西橋

 哲学の道と言えば春の桜の時期が最も有名で、京都でも有数の桜名所としてよく知られている。シーズン終盤には散り桜が疏水上に敷き詰められてできる「花筏」の絶景も見られる。ほか初夏の新緑や秋の紅葉など、四季折々の風景が散策者の目を楽しませてくれる。

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