上津屋橋の概要
上津屋橋(こうづやばし)は京都府八幡市にある木津川に架かる橋。その構造は現代では非常に珍しい木造の流れ橋となっており、全長356.5m、幅3.3mの大きさは日本最大級と言われている。
なお「流れ橋」とは洪水時に敢えて橋が流されるようにした設計であり、そのため上津屋橋には欄干というものが存在しない。外から見るとまるで大昔に架けられたかのような独特な外観をしていることから、古の都・京都らしい風情を感じさせる橋と言える。
上津屋橋から見る夕焼け
上津屋橋は西に向かって視界が開けているため、夕日が非常によく見える夕焼け鑑賞スポットでもある。
夕日は橋の上から望むのもいいが、橋の下を流れる木津川の河原に下りることもできる(増水時は決して下りないように!)ので、そこから上津屋橋と併せて見るのもいい。
また、上津屋橋には欄干がないことから橋を渡る人々の姿が非常によく映る。沈みゆく夕日にフォーカスを合わせ、何気なく橋を通る人々をシルエットにすることで、より印象的な風景を切り取ることもできる。
夕焼け鑑賞のオススメ時期
夕焼けは一年を通して見ることができるが、中でも夕焼けが最も美しく見える時期は夏と言われている。これは夏の方が湿度が高く空気中の水蒸気量が多いためで、光の散乱のメカニズムから赤い光だけが残りやすくなり、結果空がより真っ赤に染まった美しい夕焼けを見ることができる。
ただし上津屋橋に関しては、夏場に夕日が沈む方角の地平線が山で覆われているため、夏に夕焼けを見る際は日の入り時刻よりもなるべく早めに到着した必要が良い。
上津屋橋へのアクセス
京阪本線「石清水八幡宮駅」から京阪バス(73・75・76系統)に乗車し「上津屋流れ橋」バス停下車徒歩約5分