有栖川宮旧邸の概要
京都市上京区にある有栖川宮旧邸(ありすがわのみやきゅうてい)は、京都御苑の西門の一つ・建礼門の前にある建物。その名のとおりかつて存在した宮家・有栖川宮家の邸宅として建てられたものだが、有栖川宮家の東京転住に伴い司法省に引き継がれ、長らく裁判所として使用されていた。近年は京都に本部を置く平安女学院大学が施設を取得し、現在は「平安女学院大学 有栖館」として運用されている。
有栖川宮旧邸の枝垂れ桜
現在の有栖川宮旧邸は京都の都心部を南北に貫く幹線道路・烏丸通りの通り沿いにひっそりと佇んでいる。この一見一般人には無縁そうな建物が人目を引くことになるのが春の季節。
内部に植えられた大きな枝垂れ桜は見頃になると塀を越えて溢れ出すように咲き誇り、烏丸通りの反対側からでもよく見渡せる。大正期に建築され国の登録有形文化財の青天門に覆い被さるように咲くその姿はとても印象的で、通行人も思わず立ち止まって記念撮影してしまうような隠れ桜スポットとなっている。
有栖川宮旧邸の桜見頃時期
例年3月下旬〜4月上旬頃
※その年の気候状況により時期は前後します
※早咲きの桜なのでソメイヨシノよりも数日早く見頃を迎えます
有栖川宮旧邸へのアクセス
①地下鉄烏丸線「丸太町駅」下車徒歩約7分
②地下鉄烏丸通「今出川駅」下車徒歩約7分
有栖川宮旧邸周辺の桜名所
烏丸通りを挟んで向かいに位置する京都御苑(上画像)は有栖川宮旧邸と同じく早咲き枝垂れ桜の名所なのでぜひ併せて訪れたい。加えて京都御苑の北東に位置する本満寺の枝垂れ桜も早咲きとして有名。ほか、烏丸通りをずっと南下したところにある六角堂や渉成園の桜も早咲きなので、有栖川宮旧邸の桜と併せて楽しめる。