京都の桜名所

 日本中が華やかな景色に包まれる春の桜の季節においても、京都の桜風景は格別のものがあります。定番の古風な街並みや神社仏閣をはじめ、公園や川沿いなど街の様々な場面で桜を見ることができ、その名所の数の多さは日本屈指。また京都の桜は定番のソメイヨシノだけでなく、早咲きの枝垂れ桜や遅咲きの八重桜、紅枝垂れ桜、山間部の山桜など品種が多様なので、場所を選べば3週間くらいお花見を楽しむことができます。

京都市上京区・中京区・下京区の桜

 いわゆる「洛中」と呼ばれる京都の中心エリアとなり、代表的な名所である二条城には桜の標本木が植えられています。また京都御苑や本満寺、六角堂、渉成園など早咲きの桜名所が多いのも特徴。最大の繁華街である四条河原町からは高瀬川が非常にアクセスしやすくオススメです。

京都市東山区の桜

 京都一の観光エリアである東山地区は桜の名所も非常に豊富で、中でも祇園枝垂れ桜が咲く円山公園がその中心。また清水寺や高台寺、知恩院といった名だたる神社仏閣の境内でも桜が咲き誇り、さらにはねねの道や産寧坂、祇園地区に広がる祇園白川など、風情ある通り道を美しく彩る桜も必見です。

清水寺 桜
ねねの道 桜
祇園白川 桜

京都市左京区の桜

 大規模な神社仏閣が多数存在するエリアですが、桜に関しては蹴上インクラインや哲学の道、岡崎疏水といった桜並木スポットが非常に人気です。また遅咲きの桜名所が多く、紅枝垂れ桜が中心の平安神宮や山間部にある大原三千院、鞍馬寺など。哲学の道でもシーズン最終盤に花筏の絶景が見られます。

京都市南区・伏見区の桜

 京都駅の南側に広がるいわゆる「洛南」の一部に該当するエリアで、日本一高い五重塔と桜の絶景が見られる東寺を筆頭に印象的な桜スポットが随所に存在します。伏見では船上から花見を楽しめる伏見十石舟が人気で、また淀水路の河津桜は京都で最も早く桜が咲くスポットとして近年注目を集めています。

六孫王神社 桜ライトアップ
淀の河津桜
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