近世以前は美濃国と飛騨国という2つの国により構成されていた岐阜。広大かつ肥沃な濃尾平野が広がる美濃国では、織田信長が岐阜城にて長らく拠点を置くなど歴史の表舞台に度々登場する重要な場所でした。一方で飛騨国には飛騨山脈…いわゆる北アルプスが連なり、その急峻で雪の多い過酷な環境から世界遺産・白川郷を筆頭とした今もなお日本の伝統的景観を残す町並みが幾つも存在します。
岐阜地域
県庁所在地である岐阜市を中心に県中南部にかけて広がるエリアです。岐阜駅北部に多くの名所が集まっており、中でも金華山の山頂に建つ岐阜城は織田信長が長らく拠点を置いたことで知られる名城。またその山麓に流れる長良川も伝統的漁法・鵜飼が行われることで全国的に有名です。郊外では本巣市にある根尾谷淡墨桜が日本三大桜の一つに数えられています。