桜よりも早く春の訪れを告げ、また日本古来より親しまれてきた伝統ある梅の花。同じく歴史の深い関西地方には、梅の名所が数多く存在します。そのスポットは月ヶ瀬梅渓のような大規模な梅林から、公園や神社仏閣の一角に整備された梅苑など多種多様。また梅の花といえば「学問の神様」として知られる菅原道真が生前こよなく愛していたことから、道真を祀る天満宮や天満社にて多く見られることも特徴です。
京都の梅
京都の梅といえば北野天満宮と城南宮が二大名所としてよく知られています。北野天満宮は天満宮・天満社の総本社として約1500本もの梅の木が植えられており、また城南宮は枝垂れ梅と落ち椿の絶景が見られることで近年大きな注目を集めています。他、梅宮大社や大覚寺、東寺、三室戸寺など、多数の神社仏閣等にて梅苑が整備されています。