古代において平城京を代表とする都が置かれた奈良の地は、平安京遷都後も南都と称されるなど、現代に至るまで日本の古都としての存在感を示す地域です。京都と共に歴史ある神社仏閣を多数有し、また国宝建造物数は日本最多を誇るなど、日本を代表する観光地として国内外から親しまれています。なお主な名所は奈良公園周辺に集中しており、奈良のシンボルである鹿も奈良公園を中心に生息しています。
奈良市の名所
県庁所在地である奈良市は県北部に位置し、奈良公園や東大寺、興福寺、春日大社といった奈良を代表する観光スポットが多数存在します。なおそれら名所は県の中心駅である近鉄奈良駅の東側に集中しており、奈良を象徴する野生の鹿もその近辺に出没します。またその他のエリアにも平城京跡や唐招提寺、薬師寺等の名所が点在しています。
奈良西部の名所
奈良西部は西側にかけて大阪との県境を成す生駒山地と金剛山地が南北に延びており、この二つは関西を代表する登山スポットとして著名です。しかしそれだけでなく、山頂に境内を構える宝山寺や朝護孫子寺等の神社仏閣、大和葛城山上にて見られる一目百万本のツツジなど、登山以外の見どころも数多いです。また平野部においても古都・奈良らしく古寺名刹が豊富に存在し、中でも法隆寺は世界最古の木造建築を有することで全国的にその名が知れ渡っています。